12月26日(金)のニュース

東京・赤坂の火災受け サウナ施設で緊急安全点検

 今月、東京・赤坂のサウナ店で火災が発生し、2人が死亡した事故を受け、さいたま市は26日から市内にあるサウナ施設の緊急点検を始めました。

 さいたま市の保健衛生局と消防局は合同でさいたま市大宮区にあるサウナ施設「WAW大宮」を点検しました。

 職員は換気が適切に行える構造になっているかや、室内に温度計が設けられているかなどを点検しました。

 また、ブザーが正常に機能するかやドアの構造なども確認しました。

 緊急点検は来月30日まで行われます。

ことし6回目 県 交通死亡事故多発警報を発令

 今月19日から25日までの7日間に県内で交通死亡事故が5件発生したことを受け、県は、26日から来年1月4日まで「交通死亡事故多発警報」を発令しました。

 警報の発令はことし6回目です。

 県防犯・交通安全課によりますと、今月19日から25日までの7日間に交通事故で死亡した人は5人でいずれも歩行者です。

 このため、県は、26日から来年1月4日までの10日間「交通死亡事故多発警報」を発令し、ホームページやSNSなどを通じて県民に注意喚起するということです。

 県によりますと、5件の交通死亡事故のうち4件が日没後に発生していて、ドライバーにはゆとりを持った運転や夕暮れ時の早めのライト点灯、歩行者には、反射材や明るく目立つ色の服の着用などを呼びかけています。

元検事 懲戒免職処分 守秘義務違反の罪で略式起訴

 さいたま地検の30代の元男性検事が、知人女性に、捜査情報を漏らしたとして、検察当局は、26日元男性検事を、懲戒免職とし、さいたま地検は、国家公務員法違反の罪で、略式起訴しました。

 懲戒免職となったのは、さいたま地検の阿南健人元検事(35)です。

 さいたま地検によりますと、阿南元検事は、静岡地検沼津支部に勤務中の去年6月、職務上利用できる端末から、当時交際していた女性とトラブルがあった人物の前科情報などを入手し、ふせんで情報を渡したということです。

 調べに対し、阿南元検事は、「交際相手が心配で、頼りになると感じてほしかった」と事実を認めています。

 阿南元検事は、26日、国家公務員法の守秘義務違反の罪で略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受け、既に納付済みだということです。

 検事の懲戒免職を受けて、さいたま地検は、「検事が厳格に管理されなくてはならない前科情報を漏えいして罰金の略式命令を受けたことは、検察に対する信頼を大きく損なわせるもので極めて遺憾。国民の皆様に対して、深くお詫び申し上げます。今後、再発防止を徹底してまいります」とコメントしています。

清水市長 一般開放中の大宮市場を視察

 年末の一般開放が行われているさいたま市北区の大宮市場に、清水勇人市長が視察に訪れ、市場の担当者から、ことしの水産物の価格などの説明を受けました。

 大宮市場では、25日から年末の一般開放が行われています。

 その中、26日は、清水勇人さいたま市長が視察に訪れ、市場の担当者から、ことしの水産物の価格や農産物の生育状況について説明を受けました。

 大宮市場の関係者によりますと、海産物は、物価高や不漁、外国への輸出などの影響で前の年に比べ、全体的に1割から2割ほど価格は、高いということです。

 一方、農産物は、夏の暑さでいちごの出荷が遅れ、価格がやや高いものの、みかんは豊作で手頃に買い求めることが出来るということです。

 大宮市場の年末の一般開放は、今月30日まで行われています。

4か月連続で減少 県内有効求人倍率 0.92倍

 先月の県内の有効求人倍率は0.92倍で、前の月を0.04ポイント下回り、4か月連続で減少しました。

 映像は空撮プラス埼玉労働局が入るビル埼玉労働局によりますと、先月の有効求職者数は8万9157人で、前の月から0.1パーセント増えました。

 一方、有効求人数は8万2400人で、前の月より3.8パーセント増えました。

 この結果、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は0.92倍で、前の月から0.04ポイント減少しました。

 現在の雇用情勢について、埼玉労働局は「求職者が引き続き高水準にあり求人の動きにも足踏みがみられるなど持ち直しの動きに弱さが感じられる」としたうえで、「物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」と指摘しています。

仕事納め

 多くの官公庁や民間企業で26日が、仕事納めとなりました。

 来年、埼玉県で初めて開催される「ねんりんピック」の準備を進める県のねんりんピック推進課では小松素明課長が「トラブルらしいトラブルはなく順調に来ていると感じています。皆さんの努力のおかげと思い、感謝しています。あすからの9連休、心も体もリフレッシュして、新年、元気な顔で来ていただければと思います」と職員をねぎらいました。

 ねんりんピック彩の国さいたま2026は、来年11月7日から10日まで開催されます。

 県は、今月6日に開催1年前イベントを行うなどして、機運を盛り上げています。

県の取り組みを考える 埼玉県こども会議開催

 県の取り組みを子どもたちが考える「埼玉県こども会議」が26日開かれ、県のホームページや地域クラブ活動などについて、アイデアを提案しました。

 「埼玉県こども会議」には、県内に住む小学1年生から高校2年生の28人が参加し、小・中・高のグループに分かれて発表を行いました。

 小学生のグループは、「小学生向けの県のホームページ」ついて、▼文字を大きくする▼ページごとの音楽の演出▼ふりがなや読み上げ機能を付けるなどを提案しました。

 中学生のグループは、ボランティアや高校の文化祭の情報、学割情報など実用的なホームページを勧めました。

 また、高校生のグループは「ペットの終生飼養」をテーマに、ペットと飼い主が最後まで安心して暮らせるよう飼育計画やペットショップでの事前説明の強化、また、災害が起きた際のペット専用避難所の整備や訓練の実施を訴えました。

 大野知事は、「県庁だけでは出てこない、貴重で具体的なアイデアばかり」と評価し、「いただいた意見を行政としてどう受け止めて実行するかが重要」として今後の県の取り組みに生かしていく考えを示しました。

川口市 84歳の女性 はねられ死亡

 25日夜川口市の県道で84歳の女性が車にはねられ、搬送先の病院で死亡しました。

 25日午後7時過ぎ、川口市中青木の県道で路上に居た近くに住む無職の喜多征子さん(84)が直進してきた乗用車にはねられる事故がありました。

 喜多さんは、全身を強く打ち病院に搬送されましたが、およそ2時間半後に死亡が確認されました。

 警察は、乗用車を運転していた川口市青木の自称会社員の福井悠斗容疑者(21)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。

 福井容疑者は調べに対し、「事故を起こしたことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

 警察は、過失運転致死も視野に入れ、事故の原因を詳しく調べています。