抗がん剤治療で死亡 医療事故調査制度で原因調査
県立小児医療センターで白血病患者5人が抗がん剤の注射後に神経症状を発症し、このうち1人が死亡した問題で、センターは県議会の福祉保健医療委員会で法律に規定されている医療事故調査制度に基づき、外部有識者らによる委員会を立ち上げて原因を調査する方針を明らかにしました。
県立小児医療センターでは去年1月以降、白血病の治療のために抗がん剤の髄腔内注射を受けた患者5人が神経症状を発症しました。
このうち死亡した1人と意識不明の重体となった2人の髄液からは髄腔内注射では使用されない別の薬液で、神経障害を起こしやすい「ビンクリスチン」が検出されていました。
25日開かれた県議会の福祉保健医療委員会で、委員は「病院として第三者委員会の立ち上げの予定があるか」と質しました。
これに対し、小児医療センターの岡明病院長は「今後、外部委員を増やし事故の観点から意見を広く求めていく」と述べ、外部有識者らによる事故調査委員会を設置する考えを示しました。
このあと、委員会では事故調査委員会に医療職の県職員や外部専門委員を構成員に加えることや原因究明体制の構築などを求める決議案が提出され、起立総員で可決されました。
