12月5日(金)のニュース

首都圏強盗事件の指示役か 4人逮捕

 去年、首都圏で相次いだ闇バイトによる強盗事件のうち千葉県市川市の事件を指示したとして、20代の男4人が警視庁と埼玉、千葉、神奈川県警の合同捜査本部に逮捕されました。

 一連の事件で指示役とされる人物の逮捕は初めてです。

 強盗致傷などの疑いで逮捕されたのは福地紘人容疑者(26)、村上迦楼羅容疑者(27)、斉藤拓哉容疑者(26)、渡辺翔太容疑者(26)の4人です。

 調べによりますと4人は去年10月17日、実行役らと共謀して千葉県市川市の住宅に押し入り、女性を暴行してけがをさせ、現金などを奪った疑いが持たれています。

 女性は車で一時連れ去られ、川越市で保護されました。

 去年8月から1都3県では18件の強盗事件が相次いでいて、埼玉県ではさいたま市と所沢市で4件発生していました。

 捜査本部はこれまでに実行役や現金の回収役など51人を逮捕し、一連の強盗事件の実行役から押収したおよそ750台のスマートフォンを解析した結果、4人の特定に至りました。

 捜査本部は4人が他の事件にも関わったとみて全容解明を進める方針です。

スクールバスが田んぼに転落 男女20人が軽傷

 5日朝、吉見町で専門学校のスクールバスが道路脇の田んぼに転落する事故があり、男女20人が病院に搬送されました。

 いずれも軽傷とみられ、命に別状はないということです。

 5日午前8時すぎ、吉見町大串の町道で「バスが田んぼに転落している」と目撃者の女性から110番通報がありました。

 警察や消防などによりますと、転落したのは鴻巣市にある関東工業自動車大学校のスクールバスで、男性(77)が運転し川越駅から学校へ向かう途中でした。

 バスには、外国籍の生徒49人が乗っていて、このうち、20代から30代の男女20人が軽傷を負いました。

 運転手の男性にけがはありませんでした。

 警察は、当時の状況や詳しい事故原因を調べています。

昌平 全国大会での健闘誓う

 今月、開幕するサッカーとラグビーの全国大会に県代表として出場する昌平高校の監督と選手らがテレ玉を訪問し意気込みを語りました。

 テレ玉の黒沢万里子常務は「県内の皆さんは、昌平高校の活躍を期待し注目していると思います。目標に向けて勝利を積み上げ、昌平の名を全国にとどろかせてください」と激励しました。

 これを受けて、サッカー部の芦田徹監督は「3年生は最後の大会なので、彼ららしい戦いを見せられるように最高の準備をして大会に臨みたい」と意気込みを語りました。

 また、ラグビー部の船戸彰監督は「どんなチームがきても昌平らしく戦えるよう、埼玉の代表としてしっかりと準備したい」と健闘を誓いました。

 サッカー部は、今月31日に2回戦で高知代表の高知と対戦し、ラグビー部は6日の組み合わせ抽選会で対戦相手が決まります。

朝霞市放火殺人事件 40歳男に懲役29年の判決

 3年前、朝霞市で内装工事会社の男性社長に暴行を加えたうえで放火し、殺害したとして殺人などの罪に問われた40歳の男の裁判員裁判でさいたま地裁は5日、懲役29年の判決を言い渡しました。

 判決などによりますと、菊地渉被告(40)は、2022年5月、大西寿貴受刑者(34)と共謀し、朝霞市上内間木にある内装工事会社「長葭内装」で、社長の長葭良さん(当時43)の頭をバールで複数回殴ったうえで放火し、殺害するなどとした罪に問われました。

 これまでの公判では、菊地被告が大西受刑者と共謀して犯行に及んでいたかが争点となっていました。

 5日の判決で、さいたま地裁の井下田英樹裁判長は、菊地被告と大西受刑者が犯行前にメッセージアプリでやりとりをし、その履歴を削除したことに触れ、「共謀して実行した者の行動と理解するのは自然である」とし、菊地被告の犯行について「強固で強い殺意に基づいた非常に残虐なものである」と指摘しました。

 そのうえで、「被害者の生命を、金銭的利益を得るという目的の手段として殺害した動機は身勝手であり、最大限厳しい非難が相当」とし、懲役30年の求刑に対し、懲役29年の判決を言い渡しました。

圏央道菖蒲PA 小学生が安全運転呼びかけ

 「冬の交通事故防止運動」の期間に合わせ、久喜市のパーキングエリアで小学生が運転手らに安全運転を呼びかけました。

 圏央自動車道の菖蒲パーキングエリアで行われた呼びかけには、久喜市立栢間小学校の2年生と3年生18人が参加しました。

 このイベントは、今月1日から14日までの「冬の交通事故防止運動」に合わせ、県警高速隊とネクスコ東日本が主催しました。

 参加した児童は、ドライバーらに安全運転を呼びかけるチラシやエコバッグが入ったセットを配ったり、「交通安全命を守ろう」と書かれたプラカードを掲げたりしながら安全運転を呼びかけました。

幸手市 地元ブランド米 小・中学校で提供

 人にも環境にも優しい有機農業で栽培された地元のブランド米が幸手市の小学生に提供され、児童らが生産者と交流しました。

 幸手市の小学校と中学校では、4日と5日、それに来週月曜日の3日間、給食で地元のブランド米「幸ヒカリ」が提供されます。

 5日は、幸手市立吉田小学校の5年生と6年生のもとに生産者の小谷雄太さんが訪れ児童らに「幸ヒカリ」の特徴を説明しました。

 小谷さんによりますと、▼農薬や化学肥料を使わず有機肥料のみを使っていることや▼田植えのときに40日程度で自然に溶ける黒い紙のシートを敷き、草が生えづらくすることで除草剤を使わないなどの栽培方法が特徴だということです。

 児童らは、ことし8月末に収穫された「幸ヒカリ」を堪能しながら、地元のブランド米に理解を深めていました。

ふじみ野市 医療的ケア児者の写真パネル展

 たんの吸引や人工呼吸器など、日常的に医療によるサポートが必要な医療的ケア児の生活を知ってもらおうとふじみ野市で写真展が開かれています。

 医療的ケア児は、日常的に医療的ケアが必要な18歳未満の子どものことで、新生児医療の進歩によりその数は年々増加しています。

 ふじみ野市のイオンタウンふじみ野で5日から始まった写真展では、そんな医療的ケア児の日常生活を切り取った写真のほか、医療的ケアの体験コーナーが設けられています。

 体験コーナーでは、実際の痰と同じくらいの粘度を持つ液体を、器具で吸い出す体験が出来ます。

 医療的ケア児が在宅で過ごすためには24時間体制での見守りが必要で、家族の負担が大きいにも関わらず医師や看護師、医療的ケア児を受け入れられる保育所など、支援の手が足りないことが課題となっています。

 「医療的ケア児者の写真パネル展」は、今月7日までイオンタウンふじみ野で開かれています。