小児医療センター 髄くう内注射 特例で実施へ
県立小児医療センターで白血病患者5人が抗がん剤の注射後に神経症状を発症し、1人が死亡、2人が意識不明の重体となっている問題で、病院は、中止していた髄くう内注射について、転院が難しい患者1人に対し特例で実施する方針を決めました。
午後6時半スタート県立小児医療センターでは去年1月以降、白血病の治療のために抗がん剤の髄腔内注射を受けた患者5人が神経症状を発症しました。
このうち死亡した1人と意識不明の重体となった2人の髄液からは髄腔内注射では使用されない別の薬液で、神経障害を起こしやすい「ビンクリスチン」が検出されていました。
県立小児医療センターは、問題を受け去年11月以降髄くう内注射による治療を中止し、患者には転院してもらうなど対応をとっていました。
しかし、転院が難しい入院患者1人について早期に治療が必要な状態だとして、病院が緊急的な措置として髄くう内注射を特例で実施することにしました。
実施にあたり薬品の搬出や調剤などすべての作業に病院の幹部職員が立ち会うほか、ビデオ撮影をして記録する対策がとられるということです。
また、「ビンクリスチン」が検出された原因は分かっていないことから、22日外部委員を交えた医療事故調査委員会を立ち上げ、今後原因の究明にあたることにしています。
