12月7日(木)のニュース

未就学女児にわいせつ行為 児童福祉施設の元職員の男を逮捕

 ことし1月、県内の児童福祉施設で入所する未就学の女の子にわいせつな行為をしたとして県警は、元職員の男を強制わいせつの疑いで逮捕しました。

 逮捕されたのは大阪府豊能町の無職藤原凌容疑者(25)です。

 警察によりますと、藤原容疑者は、ことし1月、当時勤務していた県内の児童福祉施設で入所する未就学の女の子の体を触るなどわいせつな行為をした疑いが持たれています。

 ことし3月、違法な画像などを監視するサイバーパトロールを行っているボランティア団体から「女児に対して性的虐待をする画像を投稿しているアカウントを発見した」と警察に通報があり、被害が発覚しました。

 警察の調べに対し藤原容疑者は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めた上で、「幼児が好きで、わいせつ行為をSNSに投稿すれば反響がすごく承認欲求が満たされた」などと供述しているということです。

 藤原容疑者のスマートフォンからは複数の女の子のわいせつな画像が見つかっていて、警察は、児童売春・ポルノ禁止法違反の疑いも視野に余罪を捜査しています。

川越のネットカフェ立てこもり 懲役17年求刑

 去年6月、川越市のインターネットカフェで、女性従業員を人質に立てこもり、けがをさせたとして、逮捕監禁致傷などの罪に問われている43歳の男の裁判員裁判がさいたま地裁で開かれ、検察側は懲役17年を求刑しました。

 起訴状などによりますと、住所不定・無職の長久保浩二被告(43)は、去年6月、川越市脇田新町のインターネットカフェで、女性従業員をカッターナイフで脅迫して個室に立てこもり女性にけがをさせたなどとして、逮捕監禁致傷などの罪に問われています。

 長久保被告は、2012年に愛知県豊川市の信用金庫で人質立てこもり事件を起こして刑務所に服役し、出所していました。

 7日の論告で、検察側は長久保被告が服役していた際や出所後に精神障害を疑わせるような言動はなく、犯行時も状況に沿って行動しているなどとして被告には責任能力があるとしたうえで、「犯罪傾向は根深く再犯の可能性が極めて高い」などとして、懲役17年を求刑しました。

 これに対し弁護側は、長久保被告は精神障害の1つである反社会性パーソナリティ障害の特徴にあてはまり、犯行の意思決定には障害が影響を与えている可能性があるなどとして、懲役11年が相当と主張しました。判決は今月13日に言い渡されます。

幸手市 小学生が地元在住の落語家から落語を学ぶ

 幸手市の小学校で7日、地元在住の落語家から生の落語を聞いて日本の伝統文化について学ぶ授業が行われました。

 幸手市立吉田小学校では、「過去から学び、未来に繋げる」をことしの目指す学校像に掲げていて、今回初めて落語家を呼んだ授業を企画したということです。

 講師は市内在住の落語家で真打の柳家海舟さんが務めました。

 海舟さんは、落語では何人もの登場人物を一人で演じることを説明した上で、落語に限らず自身の興味のある物事を実際に自分の目で確かめてほしいと伝えました。

 その後、海舟さんが落語「桃太郎」を披露すると、児童たちは子どもの役を演じる海舟さんの姿に笑い声をあげたり、身振り手振りにつられて指が指された方に視線を向けたりして、落語の世界を楽しんでいました。

川越いもみくじ氷川神社が考案

 川越氷川神社は川越市の特産品にちなんだユニークなおみくじを授与しています。

 サツマイモの形をした張り子に入ったおみくじ、その名も「川越いもみくじ」です。

 川越氷川神社で、12月1日から授与されている川越いもみくじは1回300円。

 地元の名産をおみくじにしてPRにも繋げようと宮司らが発案しました。

 川越いもみくじで、サツマイモの張り子部分を作っているのが市内の障害者自立支援施設「川越いもの子作業所」です。

 牛乳パックを再利用して作った黄色の紙粘土をサツマイモを半分に割った形にし、明るい紫色の絵の具を塗るなど装飾をして、おみくじを詰め、完成です。

 この日も、作業所に通う30人近くが、一日100個ほどを一つひとつ手作りで作っていました。

6年ぶり復帰 炭谷銀仁朗選手入団会見

 11月16日、埼玉西武ライオンズへの6年ぶりの復帰が発表されていた炭谷銀仁朗選手36歳の入団会見が7日、球団事務所で開かれました。

 炭谷選手は、7日のために用意したというライオンズのカラー「レジェンドブルー」のスーツで登場しました。

 炭谷選手は、2005年に高校生ドラフト1位でライオンズに入団し、翌年の開幕戦に、51年ぶりの高卒ルーキーとして先発出場。

   2018年のオフにFAで巨人に移籍し、2021年からは、楽天でプレーしていました。

 ライオンズ復帰にあたり、炭谷選手は、「143試合すべてに自分が出るんだという気持ちを持ってやっていきたい」と抱負を語りました。

 また、渡辺久信GMは、「他のチームの野球を見ることでキャッチャーとして引き出しが増える。いろんなエキスをうちに注入してほしい」と来シーズンの活躍を期待しました。

 その後、サプライズで中村剛也選手と栗山巧選手から「また一緒に野球やりましょうね」などとビデオメッセージが流れ、炭谷選手は、笑顔を見せていました。

久喜市でひき逃げ事件 男性が頭を強く打ち重傷

 6日午後、久喜市の市道で男性が倒れているのが見つかり病院に運ばれました。男性は重傷で、警察はひき逃げ事件として捜査しています。

 6日午後5時半ごろ、久喜市松永の交差点で、「自転車と男性が倒れている」と通行人の男性から110番通報がありました。

 倒れていたのは市内に住む36歳の契約社員の男性で、頭を強く打ち、意識が混濁した状態で病院に搬送され、重傷です。

 警察はひき逃げ事件として、防犯カメラの映像を解析するなどして、当時の状況を捜査し、逃げた車の行方を追っています。