川口市ベトナム人男性刺殺事件 懲役17年の判決
去年4月、川口市のマンションでベトナム国籍の男性を刺して死亡させたとして、殺人などの罪に問われているベトナム国籍の男の裁判員裁判で、さいたま地裁は13日、懲役17年の判決を言い渡しました。
判決によりますとベトナム国籍で、住居不定・無職のチュ・バン・ビエット被告(31)は、去年4月29日、川口市朝日のマンションで、ベトナム国籍のズオン・テ・ゴさん(当時33)の胸を殺意を持ってナイフで刺すなどして、殺害したとされています。
判決で、さいたま地裁の佐伯恒治裁判長は、殺傷能力の高いナイフで刺していることに触れ「短絡的であり身勝手な犯行で、被害結果が重大」と指摘しました。
その上で、チュ被告について「不合理な弁解に終始し、反省の情はほとんどみられない」などとして懲役18年の求刑に対して、懲役17年の判決を言い渡しました。