7月15日(火)のニュース

戸田市と蕨市 17日からごみの収集を再開

 12日の「蕨戸田衛生センター」の火事で、ごみの受け入れを一時停止していた戸田市と蕨市は、明後日からごみの収集を再開すると発表しました。

 戸田市や蕨市によりますと、12日に発生した戸田市美女木北にあるごみ処理施設「蕨戸田衛生センター」の火事を受けて、14日から全ての品目のごみ、資源物の収集を一時停止していました。

 今回の火事で、「蕨戸田衛生センター」は、施設の電気設備に損害を受けているため、粗大ごみ処理施設や、ごみ処理施設などの稼働再開には、相当の時間を要する見込みだということです。

 一方、ごみの処理は、さいたま市や川越市などの近隣自治体や民間企業などに協力を依頼し、搬出・処理することになったため、家庭ごみ、事業系ごみいずれも明後日17日から、ごみ収集を再開するということです。

大宮駅周辺で 20歳未満 喫煙防止キャンペーン

 20歳未満の喫煙防止を呼びかける街頭キャンペーンが、15日、大宮駅周辺で行われました。

 ことしで21回目となるこのキャンペーンには県たばこ商業協同組合連合会やJT埼玉支社、県警の関係者などおよそ40人が参加しました。

 はじめに、県たばこ商業協同組合連合会の高沢啓会長が「20歳未満の喫煙防止を徹底するには家庭や地域全体に周知しないといけないので力を貸してください」と挨拶しました。

 その後、参加者は大宮駅の西口と東口に分かれ、帰宅途中の若者や、保護者らを中心にポケットティッシュを手渡して20歳未満の喫煙防止を呼びかけました。

 県たばこ商業協同組合連合会高沢啓会長「いま18歳以上は成人という間隔ですが、20歳にならないとたばこを吸えないということを訴えるしかないと思っています」

西武池袋線 線路に乗用車が転落 運転手軽傷

 正午すぎ、西武池袋線所沢駅近くの線路内に、乗用車が転落しました。運転手の80代の男性は、顔などにけがをしましたが軽傷です。

 この事故で、西武池袋線などに一部遅れが出ました。

 15日正午すぎ、西武池袋線の所沢駅近くで「線路に車が落下して中に人がいます」と目撃者の男性から、119番通報がありました。

 警察や消防によりますと、乗用車が線路に転落し、運転していた80代の男性が顔や胸を打ちましたが、軽傷ということです。

 男性は、駐車場にバックで止める際、ギアを間違えて、アクセルを踏んでしまったと話していて、警察が、詳しい事故原因を調べています。

 西武鉄道によりますと、事故の影響で、西武池袋線などの一部列車に遅れが出ましたが、現在は平常通り運転しています。

「外国人政策」 大野知事 過度な加熱を懸念

 参議院選挙の争点に浮上している外国人政策について、大野知事は15日の定例会見でさまざまな議論を交わすことを歓迎する一方で、過度に加熱する状況に懸念を示しました。

 今回の参議院選挙では、外国人政策をめぐり与野党が規制強化や共生の重視を掲げ争点の1つに浮上し、国民の関心が高まっています。

 これについて大野知事は「国が所管する移民や領地、入管など、国の方向性を大きく左右する課題を国政選挙で議論することはとても大切」と述べました。

 また「県の所管では無い課題で、結果として地方がさまざまなしわ寄せを受けるのは決していい話ではない」とした上で、国が地方自治体に支援する必要があると指摘しました。

 一方で過度に加熱する状況に懸念を示しました。

 大野知事「事実に基づかないとか立ち位置が決まってる人がののしり合うのは、これからの日本を決めるうえで、私は決して正しいことではないのではないかと考えている。いろいろな立場の意見を聞いて、国政で一票を投じることが求められているのではないか」

来春卒業予定の高校生対象 合同企業説明会

 来年3月に卒業予定の高校生に向けた求人情報が、今月公開されました。

 採用活動が、本格的に始まるなか、企業の話を聞いたり、製品に触れたりして、就職活動に役立ててもらおうと、さいたま市で、合同企業説明会が開かれました。

 この合同企業説明会は人手不足が深刻となり、高校生の新卒採用ニーズが高まるなか、企業の担当者から直接話を聞くなどして、進路選択に活かしてもらうのが狙いです。

 会場には運送業やサービス業など、県内外の47の企業がブースを出展しました。

 参加した生徒たちは仕事内容について説明を受けたり、業務のシミュレーションや、商品を作る体験をしたりしながら、企業の情報を集めていました。

 厚生労働省などによりますと、ことし春に卒業した高校生の求人倍率は4.1倍で、企業が高校生の新卒人材を強く求める「売り手市場」が加速しているということです。

市内飲食店とコラボ給食 試作・試食会 開催

 北本市で市内の飲食店が協力してつくった給食メニューの試食会が行われました。

 北本市では、子どもたちに給食を通して自分たちの住む地域をより好きになってもらおうと、市内の飲食店と協力してコラボメニューを開発しています。

 15日は北本市栄市民活動交流センターに、市内11の小中学校でそれぞれ働く栄養士たちが集まり、メニューの試作と試食を行いました。

 メニューの開発に協力したのは市内の人気飲食店3店舗です。

 このうち、フレンチレストランのダンデライオンは、フランスの伝統的な焼き菓子・いちごとみかんのクラフティと特産のトマトを使ったポトフを考案しました。

 オーナーシェフの荻野和夫さんは一緒に開発したメニューを試食し、栄養士たちと意見を交わしました。

 コラボメニューは市内11の小中学校でことし12月と来年1月に提供される予定です。