熊谷小4男児死亡ひき逃げ 時効撤廃求め嘆願書提出
熊谷市で、当時小学4年生の男の子が車にひき逃げされ死亡した事件は、16年が経った今も解決に至ってません。
男の子の母親は、9日法務省を訪れ、「逃げ得は許さない」と死亡ひき逃げ事件の時効撤廃を求める嘆願書とおよそ18万7400人の署名を提出しました。
2009年9月30日、午後6時50分ごろ、熊谷市本石の市道で、当時小学4年生の小関孝徳くんが、書道教室から自転車で帰宅する途中、車にひき逃げされ死亡しました。
孝徳くんの母親の代里子さんは、これまで地元のコミュニティFM「FMクマガヤ」の番組に生出演したり、事件現場近くで、チラシを配ったりし、事件への情報提供などを呼びかけています。
代里子さんは2019年から、署名と嘆願書を法務省に提出していて今回で4回目です。
法務省刑事局の松島隆仁参事官に、死亡ひき逃げ事件の時効撤廃を求める嘆願書とおよそ18万7400人分の署名を手渡した代里子さんは法改正を進めてほしいと要望しました。
嘆願書では、「ひき逃げ事件を起こさせないためには、逃げることを考えない社会をつくることが重要」とし、自動車運転処罰法に、「発覚免脱逃走罪」を設け、重傷の場合は公訴時効30年、死亡の場合は、時効の撤廃を訴えています。
