3月6日(木)のニュース

連結分離トラブル 対策完了まで連結運転取りやめへ

 6日正午前、東北新幹線の連結部分が外れたトラブルを受け、JR東日本が夕方、記者会見を行い、原因が判明し対策が完了するまで新幹線の連結運転を全て取りやめると発表しました。

 JR東日本によりますと、6日正午前、上野駅と大宮駅間を走行していた東北新幹線下りの「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れ、西日暮里駅付近で停車しました。

 新幹線には、あわせて642人が乗っていましたがけが人はおらず、乗客はJR大宮駅で、後続の列車に乗り換えるなどしました。

 このトラブルを受けてJR東日本は、夕方会見を行い、原因が判明し、対策が完了するまで新幹線の連結運転を全て取りやめると発表しました。

 また、国土交通省は、今回のトラブルを重大インシデントに認定、運輸安全委員会は鉄道事故調査官3人を指名しています。

銅線ケーブル盗んだ疑い カンボジア国籍の男を逮捕

 寄居町の太陽光発電所から500メートル余りの銅線ケーブルを盗んだとして、県警は、カンボジア国籍の男2人を逮捕しました。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれもカンボジア国籍で、自称・群馬県大泉町の無職テック・テェア容疑者(26)と、住居不定の無職ル・ネム容疑者(29)です。

 県警によりますと、2人は何者かと共謀し、去年10月2日午後6時ごろから翌日午前9時ごろまでの間、寄居町の太陽光発電所で、銅線ケーブルおよそ560メートル、時価およそ170万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

 去年10月3日午前2時ごろ、近くに住む人から「不審者がいる」と110番通報があり、警察官が現場にかけつけたところ銅線ケーブルと乗用車が残されていました。

 現場近くの防犯カメラの映像などから逃げた2人を特定したということです。

 警察は2人の認否を明らかにしていません。

 県警によりますと、県内では去年1年間に太陽光発電所から銅線ケーブルが盗まれる被害が344件起きていて、おととしに比べ35件増えているということです。

絶滅危惧種の植物を受け渡し疑い 男性2人を書類送検

 絶滅危惧種のシダ植物「ヒメヨウラクヒバ」を無許可で受け渡したとして、県警は種の保存法違反の疑いで20代と70代の男性2人を書類送検しました。

 書類送検されたのは、いずれも無職で坂戸市の22歳の男性と東京都狛江市の73歳の男性です。

 県警によりますと、2人は2022年10月12日ごろ、絶滅危惧種の「ヒメヨウラクヒバ」1株を1万円で受け渡すなどした疑いが持たれています。

 2人は植物イベントの会場で知り合ったということで、去年3月譲り受けた22歳の男性が「売買が禁止されている植物を買ってしまった」と警察に自首し発覚しました。

 73歳の男性は、マレーシアから植物を仕入れたとしていて「小遣い稼ぎのためにやった」と供述しています。

 一方、譲り受けた22歳の男性は「手に入らない物を手に入れたくて、観賞用として購入した」と話しています。

県公立高校合格発表

 6日は、県内の公立高校136校の合格発表が行われ、3万4000人余りの元にうれしい合格通知が届きました。

 今年度の公立高校入試の合格発表は、各校での掲示はなく、初めて午前9時からオンライン上のみでの発表となりました。

 県立浦和第一女子高校では、合格した受験生が新たに始まる高校生活に期待を膨らませ、入学手続きのため書類を受け取りに訪れました。

 そして、喜びにあふれた表情で受験生は写真を撮るなどしていました。

 県教育局によりますと、県公立高校入試の合格者は、全日制が3万3224人、定時制が1070人となっています。

 浦和第一女子高校では、4月4日に入学式が行われ、新入生が高校生活をスタートさせます。

中学生がドローン飛行のプログラミングに挑戦

 プログラミングを使ってドローンを飛ばす方法を学ぶ授業が、さいたま市立岸中学校で行われました。

 1年生の生徒たちが参加した授業では、プログラミング教育に取り組んでいるヴィリングの中村一彰社長が、災害などが発生した際、人が行けない場所での被害状況を内蔵カメラで撮影できるなどドローンの利点を説明しました。

 そして、生徒たちが障害物をよけてゴール地点までドローンを飛ばすプログラミングに挑戦しました。

 生徒たちはドローンをゴール地点に着陸させるため、ゴール地点までの距離や障害物の高さを調べるなど試行錯誤を繰り返しながらプログラムを組んでいました。

珠洲市の大豆使い 新しい木おけでしょうゆの初仕込み

 150年ぶりに作った新しい木おけでのしょうゆの初仕込みが、川島町にある笛木醤油で行われました。

 1789年創業の笛木醤油では、創業以来、木おけで発酵させる日本の伝統的な製法でしょうゆを作っています。

 去年11月には、創業235周年を記念して全国各地から、おけ職人が集いおよそ150年ぶりに50石の木おけを新しく作りました。

 その際、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市にある谷川醸造の従業員が手伝ったことをきっかけに、復興支援につながればと今回の仕込みでは能登半島の大豆を使いました。

 6日は、谷川醸造が日頃からしょうゆづくりに使っている石川県珠洲市で生産された大豆およそ1800キロと、埼玉県産の小麦のほか麹菌と塩水を合わせた「もろみ」を真新しい木おけに入れる初仕込みが行われました。

 もろみはおよそ1年間熟成され、完成したしょうゆの売り上げの一部は、能登の復興支援の義援金として寄付するということです。