県学力・学習状況調査 個人結果票に誤り全員未返却
去年5月に実施された県の学力・学習状況調査で、公立中学校1校で個人結果票に誤りがあったうえ、受験した全員の個人結果票が生徒に返されていなかったと24日、県教育局が発表しました。
県教育局の義務教育指導課によりますと、学力・学習状況調査の結果は、番号の付いた結果が各学校に送られたあと、学校で番号と個人を紐付け生徒に返しています。
去年5月の調査結果が学校に返された後の9月上旬、教職員が一部の個人結果票に別の生徒の結果が記載されていることに気が付き確認したところ、受験した生徒394人分のうち56人分で間違いがあったことがわかりました。
学校は、個人結果票の修正を試みましたが解決できないまま返却していなかったうえ、ことし3月末まで市町村教育委員会に報告していませんでした。
中学校は25日、臨時の保護者会を開いて報告と謝罪を行うとともに、個人結果票を再度作成して5月上旬に返却するということです。