12月10日(水)のニュース

北朝鮮人権侵害問題啓発週間 浦和駅でキャンペーン

 今月10日から16日までは、「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。

 JR浦和駅中央改札前では、警察による街頭キャンペーンが行われました。

 キャンペーンには、塩原克利警備部外事課長や浦和警察署の警察官およそ10人が参加。

 駅の利用者らに拉致問題に関する情報提供を呼びかけるチラシを配布しました。

 去年、県議会で「埼玉県拉致問題等の早期解決に向けた施策の推進に関する条例」が制定されて以降、警察による啓発活動は初めてだということです。

 埼玉県警警備部外事課長 塩原克利さん「埼玉県警察では北朝鮮による拉致容疑事案及び拉致の可能性を排除できない事案について、広く情報提供を求めています。お心当たりの方は、埼玉県警の情報提供専用ダイヤルまでご連絡をお願いします」

 「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせて県内では、11日から川口市中央図書館で「拉致被害者・特定失踪者写真展」が、今月14日には、JR浦和駅前で署名活動が予定されています。

 ※情報提供ダイヤル048ー838ー3759

大宮の氷川神社で十日市開催

 さいたま市大宮区の氷川神社で年の瀬の風物詩「十日市」が開かれ、縁起物を買い求める人たちで賑わっています。

 「十日市」は氷川神社の神事「大湯祭」に合わせて開かれる酉の市です。

 神社の境内や参道などの周辺には縁起物の「熊手」などを販売する露店が約350店立ち並び、訪れた人たちが家内安全や商売繁盛を願って次々と買い求めていました。

 毎年、十日市で熊手を購入している会社は、ことしも来年の福を願って全長約2メートルの熊手を購入したということです。

 商談が成立すると威勢の良いかけ声と手締めが境内に響き渡りました。

相次ぐ忍び込み 窃盗容疑などベトナム人3人再逮捕

 県内の住宅で財布が盗まれるなどの被害が100件以上相次いで発生し、ベトナム人ら男女11人が逮捕された事件で、このうち3人が先月14日に春日部市で発生した窃盗事件に関与したとして再逮捕されました。

 窃盗などの疑いで再逮捕されたのは、羽生市西の無職グエン・ゴック・ヴィエット容疑者(26)らいずれもベトナム国籍の男女3人です。

 警察によりますと、3人は、先月14日、仲間と共謀し春日部市米島の住宅に押し入り、現金2万4千円と腕時計2個時価合計3万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

 3人は、ニセのナンバーの乗用車で移動し、工具で窓ガラスを割るなどして住宅に侵入したとみられています。

 警察は、捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。

 県内では、ことし10月から先月にかけて住人の就寝中を狙った忍び込みが100件以上発生していて、現金や貴金属類が盗まれるなどし、被害総額はおよそ2200万円にのぼるとみられています。

 警察は、3つのグループで構成される11人のベトナム人窃盗グループが、関与しているとみて詳しく調べています。

公務員の冬のボーナス 県職員 4年連続で増加

 公務員に10日、冬のボーナスが支給されました。

 県職員の平均支給額はおよそ84万円で、4年連続で前の年を上回りました。

 県人事課によりますと、支給の対象は教員と警察官を含む6万4千人あまりで、支給総額はおよそ585億929万円です。

 支給月数は、去年より0.05か月分多い2.3か月分となりました。

 これにより、一般行政職の平均支給額は84万5989円で、去年より3万7千円ほど多く4年連続で前の年を上回りました。

 一方、大野知事のボーナスは去年と同じおよそ350万円となっています。

インフルエンザ患者数 大幅減も警報の基準値上回る

 県は10日、直近1週間のインフルエンザの感染状況を発表しました。

 1医療機関あたりの患者数は、50.82人で、前の週から23.99人減少しています。

 県によりますと、今月1日から7日までの1週間に県内の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたりで50.82人で、前の週から、23.99人減少しました。

 1医療機関あたりの患者数は、大きく減りましたが、依然として国が定める警報の基準値の30人を大きく超えています。

 保健所別で1医療機関あたりの患者数が多いのは、幸手保健所で、以下鴻巣、朝霞、東松山と続いています。

 年齢別では、14歳以下が全体のおよそ65パーセントと占め特に5歳から9歳の割合が全体のおよそ29パーセントとなっています。

 県は、マスクの着用や、手洗い、うがいなどの基本的な対策を心がけるなど、感染防止対策の徹底を呼びかけています。

県警音楽隊・カラーガード隊 演奏と演技披露

 深谷市の小学校で10日、埼玉県警音楽隊とカラーガード隊が子どもたちに演奏と演技を披露しました。

 深谷市立上柴西小学校では子どもたちに本物の芸術を見て聞いてもらうことで心を豊かに育てることをねらいに芸術鑑賞の授業を行っています。

 ことしは県警音楽隊とカラーガード隊が学校に招かれ、演奏と演技を披露しました。

 子どもたちに大きな拍手で迎えられた県警音楽隊は、はじめにクリスマスが近い今の時期に合う曲「そりすべり」を披露しました。

 その後、上柴西小学校の校歌も演奏され、こどもたちは一緒に歌ったり、指揮者のまねをしたりするなど大きな盛り上がりを見せていました。

 続いて、カラーガード隊が登場し、子どもたちに手を挙げて横断歩道を渡るときに大切にして欲しいことをパネルで伝えました。

 そして演奏に合わせて、旗を使った演技を披露しました。

鴻巣市 シクラメンの競り売り

 お歳暮やクリスマスの贈り物として人気のシクラメンの競り売りが10日、鴻巣市で行われました。

 会場では、県シクラメン研究会が9日開催した品質を競い合う審査会で特別賞を受賞したシクラメンが競り売りされました。

 10日は、オンラインを含めてあわせて89人の買受人が参加し、赤やピンクのシクラメンが次々と競り落とされていきました。

 研究会によりますと、夏の暑さに弱いシクラメンですが、ことしは猛暑だったにも関わらず、こまめな温度調節など、生産者の行き届いた管理によってできばえはとてもいいということです。

戸田市の小学校 書道家から書き初め学ぶ

 新年の書き初めを前に書道家から書き初めを学ぶ特別授業が戸田市の小学校で行われました。

 10日は書道家の「書き心」春流・破留さんが戸田市立笹目小学校を訪れ、書道パフォーマンスを披露しました。

 春流さんは、水泳選手としてアテネオリンピックの代表選考会に出場した元アスリートで、書道では文部科学大臣賞を受賞したことがあります。

 6年生およそ40人が見守る中、春流さんは音楽に合わせてダイナミックに「感謝」の文字を書き上げました。

 このあと、書道の技術を間近で学んでもらおうと、春流さんが6年生の児童に直接書き初めのテクニックを指導しました。

 児童たちは、筆をもつことの楽しさや伝統文化への理解を深めていました。